糸島ゲストハウス小春お気楽日記

小春で起こる面白いこと どうでもいいこと

そんなにいいところ?糸島

春一番が吹いた福岡県糸島市より

あなたの私がお送りします。


旅籠を開けて9か月。

「お客さんの大半は旅のお方であろう」との予測をしておったが、

ふたを開けてみると、なんとまあ 「住まいを変えたい」とおっしゃる方が多い。

今でいうところの移住というやつじゃな。

それも、江戸からの客人ばかり。

こんな田舎のどこがええんかのう。

ながく筑前の国に住んで居るものからすると、よう訳が分からん。

拙者も安芸の国に一時住んだことがあったが、ええとこじゃったぞ。

わざわざこんな西の外れまでこんでもえかろうに。

f:id:itoshimakoharu:20170217111426j:plain


虫もようけおるぞ。

蜘蛛 かべちょろ ヘビ 百足

百足は切っても切っても元にもどるぞ。

蜘蛛ごときで悲鳴をあげよったらやっとられんぞ。


それに獅子に狐に狸。テンに穴熊

猿は農作物荒らすどころか、屋敷に上がり込んでテレビ見よるぞ。

氷室から、牛乳も盗みよる。

 


それに冬は厳しいぞ。


出雲の国くらい寒いぞ。


春先には、花粉も多いし、隣の国から大気汚染物質も飛んでくるぞ。


原発から、30k圏内に入っとる地域もあるぞ。

 


筑肥線は昔 背振おろしの風で脱線したこともあるぞ。

それから、ちょいちょい遅れるようになったぞ。

f:id:itoshimakoharu:20170217114004j:plain


バスは1日3本しかないぞ。

あんまり言うと玄界灘に沈められるかもしれんのでこれくらいにしとくが。

これでもええのんか?

拙者だったら、富士の山の見える甲斐の国か、

温泉湧き出る豊後の国辺りにいくがな。


それでも来る言うなら来たらええ。

むかしから大陸に開かれた「伊都の国」の人たちは、

誰でも迎え入れる文化が根付いとる。

喜んで受け入れてくれるはずじゃ。

f:id:itoshimakoharu:20170217113658j:plain


そして、面倒見もいいぞ。

 

f:id:itoshimakoharu:20170217113412j:plain

拙者の旅籠屋「小春」に来てくれりゃあ もてなすぞ。

 


注:小春ではヘビ むかではあまり見かけません。安心しておいで下さい。